「とようけのもり」の現地調査


 日時    2021111113:0015:00

 場所    奈良市山町1327体験型宿泊施設「とようけのもり」周辺

  参加人員   4名(芦田、大西、野竹、山下良一)

  調査の調査の詳細

 ①   奈良市内から車で約20分。帯解寺の東に位置する山の中に、全国各地や海外からも客が訪れる

   宿がある。自然と共に暮らしを楽しむ体験型宿泊施設、女将の野田知江さんが経営する「とよう

   けのもり」である。

  宿泊施設の近くの川に多くはないがホタルが飛んでいる。大阪からよく来る女子大生ら56

   がそのホタルを増やしたいとている。希望を叶えて上げたい。一度現場を見てもらえないだ

   ろうか、と調査の依頼を受けた。

 ③   ホタルは本来私たちの近くに住む昆虫で、きれいな水が流れているところに住んでいる。

 台所から流れ出る洗剤や、田畑に撒かれた農薬の混じった水には住めないが、エサとなるカワニ

 ナやタニシは台所の野菜屑やメロンの皮ども好んで食べる。

 ④   カワニナやタニシの人工飼育が可能であれば、ホタルの飼育も期待できるかも知れない。

 ⑤   宿泊施設の横を流れる谷川には山頂からのきれいな水が流れているが、雨が降れば増水し激流と

   なり、ホタルが住むには適さない。

 ⑥   幸い、宿泊施設の近くにほとんど形をとどめない古池がある。

 その古池に手を入れ、そこを拠点にカワニナやタニシの飼育に取り組み、定着するかどうかを確

 かめてホタルを飼育すれば、いつかホタルの飛ぶときが来るかも知れない。

 ⑦   ただ、ホタルの飼育には長い年月を要し、後継者の育成も大事な仕事である。

 

 

「とようけのもり」の一画とその前に広がる庭の景色         女将の野田知江さん

  • ホタルを飼育したいという大学生たち

    「とようけのもり」へ至る山道        「とようけのもり」の横を流れる谷川 

  左:なだらかに広がる山すそにできた水路は古池の跡地あたりへ流れている。

  右:古池の跡地。今は雑草に覆われている。ここでカワニナなどの飼育実験を行う予定

 

     

検討会議                ロビーでくつろぐひととき

調査に参加したメンバ